平成21年愛知県スキー技術選手権大会実施レポート

浅田薫夫(ブロック技術員)

予選

男子249名、女子61名のエントリーで予選が行われた。競技前日から明け方まで降雨にみまわれ、予定していたコース(ジローコース)が使用不可能となり競技バーンを変更し、スケジュールを1時間繰り下るなど、波乱含みの開幕となり出場選手にはハードな状況であった。しかし、競技が開始されると天候も回復され無事予選競技を終了することができた。男子予選個人選1位の村田記章選手(CLUB Doing)、女子予選個人選1位の成瀬麻優子選手(豊川市スキー協会 )はじめ、男子82名、女子20名が駒を進めた。

団体戦男子は、「SKI TEAM SEED」(SKI TEAM SEED:吉池譲、清水大貴、郷智哉、秋田敏和、塚正洋平)が前年度優勝のリベルテSC「いけいけどんどん」に2点の僅差で優勝を飾り、女子団体戦は「ジュエル」(愛知学校スキー協議会:村瀬真由美、菊池弥栄子、長尾佐治子)が優勝した。

U-18クラスは男子7名、女子7名の参加を得、男子は藤吉敏樹(CLUB Doing)が、女子は尾川美月(CLUB Doing)が優勝し共に2連覇を達成した。

男子団体優勝 SKI TEAM SEED(SKI TEAM SEED)

女子団体優勝 ジュエル(愛知学校スキー協議会)

決勝

シードされた前年度大会上位入賞選手と予選通過者による、男子103名(オープン参加を1名を含む)、女子33名で全種目パウダーコースにて決勝が競われた。予選時とは変わり、冷え込んで締まった競技コートは、よく整備され最高のコンディションとなった。ジローコースにて予定して不整地小回りたが、コート状況が良くないため急遽パウダーコースに変更、ショートポールを7本6m間隔に立て規制部分つくり不整地とみなした。また、今回はU-18より男3名、女子1名が決勝に進出したことが特筆される。

女子優勝は山本千絵選手(SKI TEAM SEED)、男子優勝は小田切恭平選手(ジャパーナ)、共に初の栄冠であった。 今大会で愛知県代表(全日本大会は男女各5名および東海北陸ブロック大会は男15名女 5名)として選出された皆さんには次の大会での活躍が期待される。

また、昨年から行われるようになったにトップ10競技(予選未通過者を対象)が白樺コースで決勝競技と並行実施された。前日の予選競技とは違った緊張感の中で激しい戦いが繰広げられ、片桐 礼博選手(県庁はなのき) 山田 将寛選手(中日スキー)、 堀 拓嗣選手(愛学協)の3名が同点優勝となった。

男子総合優勝 小田切恭平選手(ジャパーナ)

女子総合優勝 山本千絵選手(SKI TEAM SEED)

謝辞

本大会では、SAJオフィシャルサプライヤーの(株)ジャパーナ様、(株)オガサカスキー製作所様、アメヤジャパン(株) 様、(株)SSK様、(株)HTMジャパン様(順不同)より多大な協賛をいただいた。また、愛知県スキー連盟スキー年鑑協賛を頂いている各スキーショップの皆様には様々な協力を頂きました。ここに厚く御礼申し上げます。参加者の皆さんや関係各位の皆様のご協力で盛大に終了できたことを心から感謝いたします。また、事前の準備から行事終了までご尽力いただけた役員の皆様に心より感謝いたします。