平成21年度スキー指導者検定準指導員検定会検定員講評

A班

A班班長

A班は、テールコントロールのシュテムターン・整地小回り、トップ&テールコントロールのプルークターン・整地大回りの計4種目をジャッジいたしました。

シュテムターンでは、切り換え時の抜重回旋ができていない受検者が多く見受けられました。谷スキーで立ち上がり次のターン外側のスキーを開きだすことで曲げ荷重による舵取りが可能になると思います。小回りでは、トップ&テールコロールで滑ってくる受検者が多く見受けられました。テールコントロールですのでターン外側に動くポジション作りが必要だと思います。

トップ&テールコントロールのプルークターンでは外スキーを横に押し出している受検者が多く見受けられました。外スキーを横ではなく前へ動かすことで内スキーに荷重が移り自然に内スキーの同調が出てくると思います。大回りでは、ターンの始動期で抜重回旋をしている受検者が目立ちました。切り換え時に次のターン外側に荷重できるポジション作りが必要だと思います。

B班

B班班長

B班は、テールコントロールのプルークボーゲン、トップ&テールコントロールの不整地小回り、トップコントロールの大回り、中回り、制限滑降の計5種目をジャッジいたしました。

テールコントロールのプルークボーゲンでは、基本ポジションのできていない受検者が多く見られました。基本ポジションが出来ていないと抜重・回旋の取扱いが難しくなります。基本ポジション練習を、きちんとおこなって下さい。

トップ&テールコントロールの小回りでは、急斜面やコブ斜面を滑りなれてないのを感じました。リズムよくシャープなターン孤が描けるように練習してください。

トップコントロール大回り・中回りでは、ターンコントロールができてない受検者が目立ちました。大回りなのに中回りターンになってしまうこと方が多かったように思います。しかし、トップコントロールについて皆さんの理解が深まってきていることを感じました。制限滑降では、ポール練習不足が見受けられました。大会などに参加してレースに慣れましょう。