平成21年度スキー指導者研修会理論D実技C、検定員クリニックC、C級検定員検定会、スキーバッジテスト実施レポート

平成21年3月27日〜29日に岐阜県ほおのき平スキー場で平成21年度スキー指導者研修会理論D実技C、検定員クリニックC、C級検定員検定会、スキーバッジテストが開催されました。

平成21年度全日本スキー連盟指導者研修会実技C実施レポート

濱島理恵子(ブロック技術員)

開会式

講習風景

平成21年3月28日(土)〜29日(日)に平成21年度全日本スキー連盟指導者研修会実技Cがほおのき平スキー場において行われました。 第1日目は一日中晴天、第2日目は午前中は降雪でしたが次第に晴天となり、シーズン後半にもかかわらず雪も午後まで締まっており雪質・天候共に大変良く、最高のコンディションでの研修会となりました。

指導員研修会では志向別に班編成をとる形で行っており、それぞれの課題に沿った研修を行いました。 28日(土)は、基本ポジションの再確認およびスキーの基本操作をベースにした内容で行いました。プルークボーゲン、プルークターン、シュテムターン等、比較的低速で行う事のできる種目での確認を行っている班も多く見られました。

29日(日)は、前日の基本操作を取り入れながらトップコントロールでの種目を中心に進められました。パラレルターン大回りなどではターン中に内向・内傾が強くなってしまい、外スキーにしっかり圧をかけられず、外スキーのたわみが弱いままターン前半に入ってしまう方が多い様に思いました。ターン後半から重心をスムースに落下させ、ポジションを正確な位置に戻してスキーのトップからしっかり圧を感じながらターン前半部分の谷回りを長く取る意識が大切だと思われます。

28日(土)夕方より検定員クリニックが実施され、SAJイグザミナー梶田洋象氏の解説によりプルークボーゲン、プルークターン、シュテムターン、テールコントロール小回り等、多くの検定種目の評価の観点を学びました。

終わりに今回の行事を開催するにあたり、ほおのきスキー場各関係者の方々には多大なご支援を賜りありがとうございました。そして、受講生の皆様には今シーズンを良い形で締めくくり、来シーズンに繋がる研修会であったと感じております。

C級検定員検定

山口実男(ブロック技術員)

検定会の様子

今回の検定は天候にも恵まれて順調に日程通り行うことができました。

受検者のみなさまも事前の勉強と当日の理論講習の成果かもあり学科は満足の行く結果になったと思います。実技検定は初めての点数付けということもあり受検者全員が緊張のなか行いましたが合否の的中もかなり高い的中率になりみなさまが日頃から人の滑りを見るということになれていると思いました。

ただ、中回りでの的中率が全体的に少し低いと見受けられますので今後は中回りへの理解度を深めてもらえればと思います。 結果は合格者は47名(参加者47名)で100%の合格率となりました(→検定結果)。

スキーバッジテストレポート

山口誠(ブロック技術員)

スタート付近

28日に事前講習、29日に検定会を快晴のなか開催しました。今回は、ほおのきスキー場のご協力で、パウダーコース、白樺コースともにセパレートして頂き、無事実施する事が出来、受験者は思う存分実力を発揮されたと思います。

今回の検定会ではクラウンプライズ6名、テクニカルプライズ14名、1級8名、2級1名の方が合格されました(→検定結果)。おめでとうございました。合格された方は、更に技術向上に励んでいただき、上位の検定に挑戦してもらいたいと思います。