ヨーロッパカップ回転第10戦バムポロボ(BUL) 2位

 

FIS ヨーロッパカップ回転種目第10戦ブルガリア・パムポロボ。将来ワールドカップ開催を予定しているパムポロボで初のヨーロッパカップ開催。

コースレイアウトは上部の急斜面から中・緩斜面へと続き、多少のウェーブを伴うものの、ねじれが無くコース全体を一望できる理想的な大会コース。

降雪の影響と1本目のトリッキーなセットに多くの選手が苦戦を余儀なくされた。全日本チーム・ライトナーコーチからも1本目は特にミスの少ない滑りをする指示を受けたBib No.17湯浅選手は落ち着いて要所をクリアする滑りで11位。2本目は対照的に流れのある滑らかなセット。スタートから攻撃的な滑りをした湯浅選手は他の 選手を大きく引き離すラップタイム。順位も2位まで上がった。優勝こそ逃したが、1本目、2本目のレース運びは技術だけでなく戦術的にも大きく成長した証である。

優勝は今季急上昇中のノルウェーの若手クリストファーセン。初のヨーロッパカップ優勝となった。明日も引続きパムポロボでヨーロッパカップ第11戦、今週末は同じブルガリア・バンスコでのワールドカップへと続く。

写真・文 (株)ジャパーナ 提供