ワールドカップ回転第9戦バンスコ(BUL) 5位
FIS W-cup回転種目第9戦がブルガリア・バンスコにて開催され、第8戦に引続き湯浅直樹がワールドカップ自己最高タイとなる5位入賞を果たした。これでワールドカップでの一桁入賞が4度目となりFISポイント7.74ptを獲得した。
1本目23番でスタートした湯浅選手は安定を重視した滑りで16位に付けた。2本目は大きな振り幅にゲートがセットされたスロースピードなコースセット。どちらかと言えば苦手なそのコースでミスを少なくしスピードロスの無い滑りに徹した。その戦略が功を奏しゴールした時点でトップ。後続の選手も振り幅の大きいコースに苦戦、最終的に5位まで順位を上げた。
今季のW-Cupスラロームは全11戦が行われ、9戦が終了した現時点でW-Cup種目別(SL)ランキング19位。各種目別上位25名が出場できる最終戦への出場が濃厚となった。
この後、W-Cupスラロームは第10戦3/11 クラニスカゴーラ(SLO)、最終戦3/18シュラードミング(AUT)へと続く。
湯浅選手にとってクラニスカゴーラは初のW-Cup一桁入賞(2005-06シーズン7位)を果たした思い出の地。シュラードミングは8位(2010)、10位(2011)、5位(今季)とWCコースの中でも最も得意とするコース。バンスコのレースは最終戦出場をほぼ確実にし、第1シードへのランクアップを目前にする大切なレースであった。