平成18年度愛知県スキー技術選手権大会予選ジャッジ講評

後藤和広(ブロック技術員)

後藤和広(ブロック技術員)

後藤和広(ブロック技術員)

私もこれで、3年連続審判を勤めさせて頂きました。今回ほど選手たちの滑りに変化を感じた2日間で、審判団も驚きました。特に、女子の選手達のレベルの高さには目を見張るものが有りました。
今回の着眼点として、

  1. 体幹部の利用
  2. 骨盤の利用
  3. ニーュートラルゾーンの利用
  4. もちろんトップコントロール重視
を基準にジャジにあたりました。

小回り・中斜面・整地

比較的やさしい斜面状況の中、高度なターン要素にて、小回りターンを演技されところで高得点の差が出た競技でした。当然ながら、トップコントロール演技が確認優先で見させて頂きました。

総合滑降(総合斜面)

総合滑降としては、優しい斜面状況での戦いでした。自分の滑りのパフォーマンスを出し切れなかった選手が多かった様に思います。スピードが有るわりにニュートラルゾーン、体の上手な使い方で得点力の差が出たのではないでしょうか。

大回り・急斜面・整地

2日目、だれもが満足のいくコンデションの斜面条件での戦いの中、着眼点を述べた滑りで大きく得点の差が出たと思います。今回一番期待を膨らせのジャッジでしが、残念な事にゴールに近ずくにつれ、ターン弧が半分になってしまう事とニュートラルゾーン及び体幹部を利用してのターン入り方で随分得点が変化するのではないでしょうか?

みなさん大変お疲れ様でした。また決勝戦、を含むこれからの大会に参加する選手の方々は ケガをしない事、更に技術を磨き上位を目指して戦いに挑んでください。ありがとうございました。