日韓スキー指導者交流セミナー・韓国ドラゴンバレー研修会レポート

富田宗市(SAA委員)


集合写真

私達一行は、さる平成17年2月13日(日)より16日(水)までの4日間、指導員研修会、公・準指導員養成講習会並びに日韓スキー指導者交流を目的に韓国龍平リゾートドラゴンバレースキー場に行ってきました。

竹田デモのレポート 佐藤デモのレポート
猪又デモのレポート

2月13日 第1日目

午前9:00に名古屋空港国際線ターミナルに集合し、国際線会議室において結団式を行いました。始めに結団式にて、宮澤市郎SAA理事長より、五十嶋博文SAJ教育本部長、内田嘉韶SAA副会長(団長)のお言葉をいただき、一柳達幸SAA教育部長より役員の紹介、続いてSAJナショナルデモンストレーターの猪又一之、竹田征吾・佐藤久哉3名の紹介が行われ、結団式を終え、11:00大韓航空にて韓国襄陽(ヤンヤン)国際空港へ出発しました。襄陽には、午後13:05に到着、入国手続きをし、専用バス2台に分乗、一路ドラゴンバレースキー場に向かいました。14:30にスキー場に到着、宿舎のホテルとビラコンドミニアムに別れて移動しました。


五十嶋SAJ教育本部長挨拶


ウェルカムパーティ

18;00より1日目のメイン行事、指導員研修会開会式ウェルカムパーティー(交流会)が行われました。内田団長・五十嶋SAJ教育本部長の御挨拶の後、韓国スキーインストラクター連盟・企画部長Hwa-Hyung Leeさんの通訳により、韓国スキーインストラクター連盟・専務理事Gye-Pyo Hongさんのお言葉を頂きました。その他の参加役員Chul-Soo Kwak(韓国スキー連盟・専務理事)、Sang-Kwean Han(韓国スキー連盟・理事)、Kui-Whan JUNG(アジアスキー連盟・韓国スキー連盟スノーボード委員会委員長)の3名の役員の紹介があり、そして斎藤二郎SAA教育本部長の乾杯の御発声で懇親会が始まり楽しい一時を過ごしました。


Gye-Pyo Hong韓国スキーインストラクター
連盟専務理事の挨拶


列席された韓国スキー連盟、
韓国スキーインストラクター連盟の皆様

2月14日 第2日目


講習風景(猪又班)

ドラゴンバレースキー場では、韓国スキー技術選が行われていました。私達ちは、猪又一之指導員研修会班、竹田征吾養成講習班、佐藤久哉レベルアップ班の3班に分かれて、午前・午後と実技講習を行いました。夜は、18:00より市野講師(SAJイグザミナー委員会委員長)が韓国指導者協会の皆さんに理論講義をされました。その中には韓国ナショナルチームの前コーチSang-Kwean Hanさんもおり、最前列で熱心に耳を傾けられました。


市野聖治講師による理論講義


熱心に受講する韓国スタッフ

2月15日 第3日目


審判席すぐ横で観戦

昨夜、斎藤SAA教育本部長と韓国スキー指導者協会会長とのお話から、今回参加のナショナルデモ3名が韓国スキー技術選(決勝)の前走をすることになりました。当日午前9:00より愛知県スキー連盟と市野講師、斎藤本部長、一柳部長3名が会場で紹介され、韓国選手の前走3名の後、SAJナショナルデモの猪又一之が中回り、竹田征吾・佐藤久哉が大回りの前走を行いました。3名のデモの人気は韓国でもすごくあり、ゴールした後は、韓国の選手はもとよりギャラリーまでもが集まって写真撮影をしていました。


韓国スキー技術選会場


前走を終えた直後の竹田ナショナルデモ

私たちは、9:30より2日目と同様の実技講習を受講しました。午後からは半数がソウル観光へと出発し、残り半数は市野講師、梶田講師、一柳講師の実技講習を受講しました。22:00には全員がソウルヒルトンホテルに到着しました。

2月16日 第4日目

午前9:00にホテルを発ち、午後13:05仁川国際空港を大韓航空機にて出発、14:30に名古屋に到着しました。その後、内田団長による解団式を行い、この4日間の研修会を無事終了することができました。

全体を通して


今回のレポート執筆者 富田宗市

私はこの研修会・交流会に参加し感じた事は、近くて遠い国と思っていた韓国のスキー場が北海道と同じ位の感覚で行けるという驚き、また気温が低く大変乾燥しているためか、人工雪とは思えないほど雪質が良く感じました。そのため、雪面が硬い割には、スキー板の捉えは非常に良く、更に整備が隅々まで行き届いているため、コブ斜面が余り無いスキー場と感じました。

韓国スキーヤーのレベルも高く、トップコントロールの練習をしている場面をいたる所で見かけました。使用している用具についても日本と同じ物を多数見かけました。

今回の研修会に参加していただいた皆様にもとても満足して頂けたのではないかと思います。今回の交流会は過去3回の実績を基に実現したと思いますが、今後日韓のスキー交流が益々さかんになり、もう一度このような企画がありましたなら、是非とも参加したいと思います。