第3回教育部強化指定選手研修会実施レポート

村上亨(ブロック技術員)

第3回強化指定選手(以下、強化チーム)研修会が、10月23日(土)に愛知教育大学にて開催されました。

強化チーム活動計画 (青山ブロック技術員)

平成17年度強化チームの合宿日程について説明を行いました。詳細は、SAAのホームページに掲載されましたので参照ください。

強化研修 (市野SAJ専門委員)

今回のテーマを「肩甲骨」とし、理論的な説明の後、前回同様にグランドへ出てトレーニングを行いました。

1.肩甲骨に意識を置き胴体を動かす

ターンにおける2軸運動は、体の左右で、相反する動きになります。スキーにおけるターンは、内脚は、屈曲し外側に向う。外脚は、伸び内側に向う。この動きを行う時、肩甲骨を使って胴体を動かしていくことを考えてください。具体的には、外側の肩甲骨が、内スキーのアウトエッジに向っていきます。前回は、上丹田、下丹田、股関節の動きまでをトレーニングしました。今回は、それに肩甲骨の動きを加え考えていきます。

前回紹介したヒップファースト、ショルダーファーストの動きは、バイクのコーナーリングのテクニックでも同様のことが言えます。このテクニックについても、今後、考えて行きましょう。

2.陸上トレーニング(体の動かし方を確認)=2軸運動

 
  1. 難場走りを確認。
  2. 肩甲骨を動かすトレーニングを実施。
  3. 2. の意識を継続しつつ、ターン内方向への2軸運動の動きを研究した。
  4. ボールを両手で抱えBの動きをしながら方向の確認を行った。

3.体力トレーニングの仕上がり具合を確認

  1. 20分程度のウォーミングアップ(脈拍数140回/分程度)
  2. 200mを70%のパワーでRun
  3. 200mをフルパワーでRun

フルパワーでのRunについては、ラフですが、タイムを測定。30〜40秒代後半の選手まで、仕上がりには、バラツキがあります。シーズンまであと僅か。それぞれが、体つくりに向け意識を高められたと思います。

4.その他

平成17年度全日本スキー技術選手権大会で使用されるバーン設定条件が変更されます。整地、不整地に加え、圧雪車で整地されていないが、不整地までではないナチュラルバーンが検討されています。これらのバーンで、現在トレーニング中の理論にかなったテクニックをどれだけ滑りに表現できるか、また、ジャッジからどのような評価を得るかが選手の課題になると思われます

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