第7回教育強化指定選手研修会実施レポート

村上亨(ブロック技術員)

第7回強化指定選手(以下強化チーム)の研修会を1月8日(土)〜10日(月)の日程でほおのきスキー場にて行いました。 積雪は、まだ充分ではないものの全面滑走可能となったスキー場に、選手14名が参加し、市野先生とコーチ3名の体制で、内容の詰まったトレーニングが展開できました。

 

雪上研修のテーマ

「ハイスピード下でのトップコントロール」
スピードに対応できるトップコントロールを、大回りから小回りへ

強化研修

強化チームの計画通り、1月は、ハイスピードの中でのトップコントロールに向けたトレーニングを実施しました。まず、年末の合宿から、各自習得してきた動きをコーチと共に確認し、課題を修正し、その後、ターンを徐々に小さくし、小回りへと展開しました。

小回りでの、動きは基本的には大回りと同じであるものの、小さいターンに仕上るために、早く動くテクニックをいくつか加え、それを選手の感覚にあったものになるよう各自で試しました。バーンも、斜度を高め、整地からナチュラルバーンへ移し、難易度を上げる中で様々な条件に対応するポジショニングを確認しました。

最後に、もう一度、ターン内側への支点を中斜面で確認し、3日間の合宿を終了しました。

まとめ

愛知県スキー技術選手権大会の予選を経て、決勝です。その後の、東海北陸ブロック、全日本といよいよ本番になります。もう選手へ細かな技術を伝えるのではなく、ハイスピードの中で、どう表現していくか、選手が自らでトライする時期です。そのために、全日本までの期間では、大会を通じ選手のレベルアップを図る目的で、東京都スキー連盟の予選会への参加も行います。大会への出場を通じ、緊張した状況下でも、習得した滑りが表現出来るようになるために、選手、コーチ一丸となって取組み全日本での成果を目指します。

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